テレビディナー

ジャニーズのことを、おてがる、おきがる、かんたんに。

テニプリほぼミリしらだったジャニオタが「リョーマ!」を浴びて狂った結果「んんーっ、絶頂!」で泣く

 幼少期から根っからのジャニオタで、学生時代はジャニーズを追うのに必死だったから漫画をほとんど読んでこなかったんです。
 「テニスの王子様」について知ってることといえば、主人公が越前リョーマ跡部様という人が人気、テニスをする話の3つくらい。どれくらい知らないかというと、「青学」は「アオガク」、登場人物はみんな高校生だと思ってたほどです。
 
 そんなジャニオタのわたしが、ひょんなことから「リョーマ!The Prince of Tennis 新生劇場版テニスの王子様」を浴びてみた結果、驚くほど狂ってしまいました。本当に困ってます。ちなみにもう6回見に行ってしまいました。7回目も行くことが決まっていて、たぶん8回目もいきます……。
 
 ジャニオタのわたしが己の知ってる感覚に置き換えて「リョーマ!」を説明するとしたら「ハッピーな気持ちになれる実演付き映画少年たち〜ジャニアイとフリースタイルダンジョンの香りを添えて〜」です。
 
 ジャニーさんの作る舞台が恋しいジャニオタに超超超超超絶オススメ!!!!!!!
 
 初見時の感想「なにこれ……この感じ、めちゃくちゃ懐かしい……(号泣)」なので!!!!!!
 オタク特有の誇張表現あんまり得意じゃないですが、ぽっかりと開いた心の穴を埋めてくれる可能性、1000000%です!!!!!!!
 
 「リョーマ!」は目と耳から摂取するエナジードリンク。作品自体の持つパワーがビシバシ伝わってくるので100分で充電完了します。
 「リョーマ!」は通える現場。これこそ「コンビニ感覚」で行けます(cf.神宮寺勇太)。
 
 「テニスの王子様というマンガの映画」ということだけ知ってれば大丈夫です。あらすじすら読まず行きましたが、それでも問題なく物語を楽しめました!
 むしろ前情報を何も入れずに劇場へ足を運んだほうが、より一層“浴びた”感覚を得られるかもしれません。ソースはわたし
 
 そして、現場等で「考える行為が意味をなさない」経験をしているジャニオタならスクリーンの中で起きるすべてをすんなり受け入れられます。むしろ「なんで!?」という混乱を楽しめるはず。そしてやっぱり懐かしい。
 なので、ぜひ!!!!!!!
 
 以下は沼落ち経験の覚書です。感想パートからはネタバレ含みます。
 

【目次】

  • わたしの過ごしてきた2週間
  • リョーマ!」とは
  • 初鑑賞に至った経緯
  • 1回目 Decide(旧テニ、新テニ未読)
  • 2回目 Glory(旧テニ済、新テニ序盤まで)
  • 3回目以降
  • さいごに

 

わたしの過ごしてきた2週間

9月29日 「リョーマ!」Decide編初鑑賞
  30日 「テニスの王子様」読み始める
10月5日 「テニスの王子様」全42巻読了
  6日 「新テニスの王子様」読み始める
  7日 「リョーマ!」Glory編初鑑賞
  10日 Decide、Glory編鑑賞
  13日 Glory編鑑賞
  14日 「新テニスの王子様」既刊34巻読了
  15日 Decide編鑑賞
 

リョーマ!」とは

 原作者・許斐剛先生が「テニプリに一度でも触れたことのある方、そして初めての方々やご家族でも楽しめるように*1」と愛を込めて製作総指揮を執られた親切設計の3DCGアニメ映画。
 前提知識がなくてもストーリーを理解でき楽しめます(めちゃくちゃ大事ですよね)。家族の物語に冒険物語が絡んでくる感じなのでわかりやすいです。
 テニプリの赤子でも心置きなく飛び込める環境がそこに!
 
 そしてこの映画には「Decide」「Glory」の2パターン存在します。パターン間の違いは2つ。
 
①カギを握るシーンの登場人物
 同一シーンでDecideには青春学園中・手塚部長、立海大附属中・幸村部長が、Gloryには氷帝学園中・跡部部長、四天宝寺中・白石部長が登場します。
 それぞれのシーンがパラレルとして進行していきます。この場面はキャラクターの性格や関係性が表れていておもしろいです。
 
②セトリ
「ん?????映画でセトリとは??????」
 
 その感覚、大正解です。
 でもあるんです、正真正銘のセットリストが。
 
 「シアター☆テニフェスpetit!」なるものが、エンドロール後に始まります。そこで流れる曲が違うんですね。最初と最後の曲だけは一緒です。2018年のサマパラみたいなものです。
 これについては感想部分で詳細を書きます。感情大爆発パートなので……!
 
 
 とにかく景気よくなりたい!という方には「Glory」がオススメ!
 これは跡部祭です。イメビが流れてくる。そして、言ってることがかっけーです。跡部様が跡部様たるゆえんが伝わってきます。本当に14歳……?????
 あとセトリがわりとジャニオタ好みな気がします。四天宝寺の曲は少クラin大阪で聞いた。跡部様の曲でペンラ振りたい、合いの手入れたい欲がメーター振り切れて劇場の片隅で震えてしにそうでした。圧倒的現場感。「Glory」はとにかく祭!という印象です。応援上映行きたすぎる。天井席(天井席?)の隅っこで先輩たちの動きを見ながらペンラ振りたい……!
 
 エモーショナルな感情になりたい!という方はぜひ「Decide」を!
 原作未履修でもリョーマと青学レギュラー陣の絆をうかがい知ることができ、胸が熱くなります。履修後に見たときは新品のスポンジ並みにひたひた染み入ってきて泣きました(青学最高だよ……うっうっ……)。履修前後で味わい方が変化する、一粒で二度おいしいやつです。
 また、セトリがキャラクターのソロ曲で構成されてるのでそれぞれの歩んできた道のりに思いを馳せることができます。原作中の名場面がスクリーンに映し出されるので、彼らのこと全然知らないのに「この子はこんな感じの経験をしてきたのかな……?」と想像してうるうる。履修後の状態はお察しください。
 
 

初鑑賞に至った経緯

 「リョーマ!」を知ったのは、複数ジャンルで相互さんがおすすめツイートをしていたのがきっかけでした。そして、なにかのきっかけで「リョーマ!は話の筋がわかる少年たち」というツイートを見たんですね。
 
 参考までに、わたしは2019年に公開された「映画少年たち」を15回見に行きました。ストーリーというより、鑑賞時の浴びてる感覚にドハマりしてたんだと思います。ストーリー自体は重たいですけどね……実在する人物をベースにキャラクターを作り上げてるので。冒頭8分間のワンカメショーはいろいろな意味で必見です。笑ってはいけない少年たちを覚悟した初回上映時が懐かしい。
 
 こんなふうに、まぁまぁ通うレベルにはハマっていた映画に似通った部分があると知って興味が湧きました。
 
「最近トンチキ足りてないな~」
 
 ぼんやり浮かんだこの考えが決め手となり、思い立ったが吉日、あらすじも読まずにすぐチケットを取りました。
 
 次からは見たときの感情を基本的にそのままつづっていきます。ネタバレします!!!!!!!!
 
 ここまでで興味が湧いた方、もしいらっしゃったらお近くの劇場で公開中がぜひ確認してみてください。上映開始から1ヶ月半経過しているので、なるべくお早目に!
 
 

1回目 Decide

 驚きは冒頭のアナウンスから始まりました。
 
 「青春学園中等部テニス部部長、手塚国光です」……???
 
 えっっっっっっっっっっっっ
 テニプリって中学生の物語なの!!??!!?!!?!
(追記2021年10月20日/きょう見に行ったら、たぶん「青春学園テニス部部長」と言ってましたね……!?「青春学園中」に聞き間違えたか、Decide初鑑賞の翌日に旧テニ読み始めたのでそこらへんの記憶が混ぜこぜになった可能性があります……おそらく前者……間違いを記載してしまいごめんなさい!また見に行ってちゃんと確認してきます!)
(追記2021年12月4日/先日追記してから何度か見に行って確認しましたが、「青春学園テニス部部長」と言っていましたね……!訂正させていただきます。誤った内容を記載してしまい申し訳ございませんでした)
 
 「シアター☆テニフェスpetit!」って何……??????
 何が起きる…………?????????
 
 驚きと疑問を解消できぬまま本編が始まりました……!
 
 質感がリアルだな!?(3DCGということを知らなかった)
 ん?????? モブが踊り始めたんだけど!?ソーシャルディスタンス保ってるのすごいジワジワくるっていうか青学って包帯グルグル巻きのキャラがいるの……!?えっ ふつうのスポーツ漫画だよね……???????バトル系漫画………???????
 いやテニスボール割れる~~〜〜〜〜~~!??!?!!
 それ打ち返すしそれも打ち返してなんかひとつになったんだけど~~~〜〜〜~~!??!?!?!!?!
 
 そもそもこの試合が一体どんな試合なのかわかんない……単なるオープニングムービーで本編とは関係ないのかな……
 でも、歌って踊ってテニスしてっててんこ盛りでわけわからん感じ最高に楽しい懐かしい~~~~~~(歓喜)(号泣)(興奮)
 
 冒頭の「Dear Prince~テニスの王子様達へ~」からエンジン全開フルスロットル。中毒性が高い。刑務所で歌って踊って唐突にダサフォントが登場してきた少年たちの冒頭8分間ワンカメショーがだいだいだいだいだいすきなわたしの全細胞が歓喜に沸きました。
 
 リョーマとギャングたちがラップバトルを始めたシーンでじわじわきて、テニスボールとテニスボールがぶつかってビッグバンを起こし、無数のテニスボールが飛び散り銀河系の外に出たシーンはマスクの下でついに笑ってしまいました。隣に人がいなくてよかった
 
 父・南次郎のプレーを見てリョーマが歌い始めるシーンでは、少年たちで入所理由を聞かれたジュンが突然歌い始めたシーンを思い出しました。なるほど「リョーマ!」はミュージカル映画なんだな!!!!とここで理解(遅い)
 
 ほうきでテニスボール打てるの!?!?!
 
 とか
 
 リョーマとさくのちゃんが星空の中に飛んで行ったのはわかるけど(わかる???)ネコの目がばーーーーーんと空に浮かんでふたりを見つめてるのシュールすぎておもろい
 
 とか
 
 ギャングに捕らわれてるしやむを得ないかもしれないけどそれ普通にただの事故!!!!!!え、無傷!??!!?!!よかったけどまじか!!!??!!ギャングはナイフを右手に持ってたけど大丈夫なの!?!??!!「まだまだだね」じゃないのよwwwwww
 
 とか、いろいろありました。
 
 中でも最も衝撃的だったのは、事故を起こしギャングの車からさくのちゃんと逃げ出したリョーマが電話ボックスで南次郎に電話をかけるシーンです。
 
 最初は幸村に電話がかかりました。冒頭でリョーマと試合していた人と同一人物だとわからず、ふつうに「なんかすごいきれいな人出てきた……お花似合いすぎ……」と感心。
 
 そしてもう一度かけた電話は部活中の手塚につながります。レギュラー陣がグラウンドでランニングしているのですが、そこにも包帯グルグル巻きのキャラがいて視線泥棒でした。あの子はなぜ包帯グルグル巻きなんだ……と思っていたら、悩み爆発のリョーマが電話ボックスを飛び出します。
 
 その先にはテニスコート、そして手塚率いる青学テニス部レギュラー陣の面々が。リョーマは全員とラリーをします。手塚はリョーマの背を押す言葉を送るとすーっと消えていき、リョーマの意識も現実世界に戻る……とこまではよかったんです。
 問題はその直後。
 
 えwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
 リョーマが電話ボックスの上にいるんだけどwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
 なんでwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
 
 わけがわからない
 
 電話してたじゃん!!?!?!?!?!
 ていうかどうやってのぼったのよ!??!??!?!
 さくのちゃんの「見つかっちゃうよぅ!」で完全にノックアウト
 上にいること自体にはつっこまんのかい!!!!!!!!!!!それとも見てたからそこへの言及は不要ってこと!?!?!?!?!!
 
 このシーンがわけわからなすぎて最高に好きです。意味も過程も説明も何もかもすっ飛ばしていたとしても、「今ここにあるものがスクリーンの中ではすべてなので。事実なので」と言わんばかりの強さ……!!!痺れる……!!!!!!!!13月を探しにいったジャニーさん絶対好きだろこれ………!!!!!!!!!
 
 エメラルドがリョーマとテニス対決をするときラケットをいきなりふくらはぎに括りつけ、逆立ちして左右に回りながらプレーするシーンもめちゃくちゃおもしろかったです。ラケットを足に括りつけたところまではなんとなくまだ理解ができたんです。エメラルドが壁打ちしてるとき、蹴りでボールの勢いを殺したシーンがあったので……
 だけど、逆立ちして回りながらボールを返すのは完全に笑ってはいけない「リョーマ!」すぎました。頭の中が「なんで???????????」の満員電車状態。乗車率は200%。
 
 紆余曲折あり、リョーマと南次郎がスタジアムのコートでテニスをすることになったわけですが、そこにもじわポイントがありました。
 ラリー中に突然ボールが光り出し、空がオーロラのようなものに染まったと思ったらいきなり手塚たち青学の面々が空から降ってきたんです。
 ズン!ズン!ズン!!!!!と地面に突き刺さるんじゃないの?????という勢いで。降ってくる形式にじわじわきました。
 
 ですが、情報量の多さに思考能力がマヒしていたのか「まぁ、リョーマなら人が降ってきてもおかしくない……」と目の前の事実を事実としてすんなり受け入れられている自分もいました。受け入れたというか、わかんないけど飲むしかない、みたいな……そしてその感覚がまた心地よく……!
 
 そしてやっぱりここでもみんな歌って踊っちゃう。いつの間にか登場してた他校の選手たちも含めてコートを囲っちゃう。青学の包帯巻き巻きの人は変わらず巻き巻きだし、ラインはオーロラ色にピカピカ光る。黄色いユニホームを着た人は重要なキャラなのかな……?空を切り裂くようなミュージカルボイスだ。あれ……宙に誰か浮いている……???
 
 もう何もかもわからないけどすごい……………
 エンターテイメントがそこにはある。
 めちゃくちゃハッピー!
 元気出る最高!!!!!
 
 わたしはもはや疑問を放置、つっこむことを忘れ、壮大なエンディングに感動していました。
 
 エンドロールでは原作の登場人物たちの日常を描いたイラストが流れてきてほっこり。誰が誰かわからないけど、みんなかわいいな~とクールダウンできました。
 
 が、クールダウンしている場合ではなかった。
 本編の勢いですっかり記憶の彼方に追いやられていましたが、「テニフェス」なる謎のイベントが待っていたんです。
 
「Love Love Festival...」
 
 エンドロール終了後突如流れ始めた曲に「!?」と驚く間もなく、スクリーンに映し出される「SINCE 1999」の文字。待って、テニプリってそんな昔から続いてるの!?
 
 そこからは怒涛の勢いで曲と映像が流れていきます。もはやこれは実演付き少年たちと言っても過言ではないのでは……!?(映画少年たちには、上映後に出演者たちが劇場でミニコンサートを開催する期間がありました。丸の内ピカデリー限定で、1週間くらいだったかな)
 2年前の春、わたしがまぁまぁブチキマってたときの高揚感を完全に思い出していたら、いきなり後頭部をぶん殴られたんです。
 
「スケスケだぜ」
 

何!?!?!?!?!?!?!???!!!?!!?!

 誰!!?!?!?!?!?!??!!???!?!??

 
 スケスケだぜという今日イチのパワーワードに完っっっっっっ全に宇宙猫。スケスケだぜって何!!?!?!?!?!?!?!?!?!と大混乱で歌詞や映像が頭に全く入ってきませんでした。
 締めも「俺様の美技に酔いな」というパワーワード。待って、パワーワードパワーワードのサンドイッチはテニプリ超初心者には刺激が強すぎる。咀嚼する以前にバンズがデカすぎて口の中に入らない。せめて食べさせてくれ。
 
 「スケスケだぜ」と「俺様の美技に酔いな」で放心状態になっているうちにバーーーーーンと画面いっぱいに現れた「世界を敵に回しても」というゴシック体の文字、そして飛んでくる地球。
 
 はぁ……もう何もわからない……わからないけど、この曲が流れるとすべての川が一つの大きな海に行き着くよね……大団円になるよね……わかる……ハッピーエンドなんよ……レッツゴートゥーアース青くかーがーやーくーあのほしへかーえーろうーーーだよね……わかる……ねぇ、何この安心感……初めて触れる作品なのに実家感が強い……内容というより、この感覚が…………あれ……わたし帝劇にいるんだっけ………………????????????
 
 よくわからぬ感情の波に飲み込まれながら、完。
 
 ただひとつわかったのは、作品の持つパワーとエネルギーが強大ということでした。「リョーマ!」は見るだけでめちゃくちゃ元気をもらえる最高の作品……!
 また、”浴びる”という表現がすーーーーーーーーーっごくしっくりきました。これは現場だと確信。「Glory」も見に行こうかなぁ……の気持ちに。
 
 過去が変わったことでエメラルドたちの未来も明るい方向に変わったであろうストーリーも印象に残っています。手下たちの現在は描かれなかったですが、テニスギャングをやっていないしエメラルドはモデルになったようだし、おそらくお天道様に顔向けできるような生き方をしていることでしょう。
 

2回目:Glory

 テニプリファンのフォロワーさんの勧めもあり、また映画で見てわからなかった疑問を解消したいという思いもあり、「テニスの王子様」を読破し「新テニスの王子様」も履修し始めてから挑んだ「Glory」。
 時系列等を把握できたので初見時のような混乱は基本的には起きませんでした。包帯巻き巻きキャラの正体が乾ということ、そして包帯が巻かれている理由、「スケスケだぜ」は跡部の名セリフということ、すべて理解しました。
 
「Glory」は一にも二にも跡部、いや、跡部様でしょう!
 すべてを搔っ攫っていく跡部景吾(14)……!!!!
 
 リョーマの電話パート、最初は白石につながりました。金太郎の「コシマエー!!!!!」かわいいな~とニコニコ。てことは次は跡部につながるんだな~どんなこと言うのかな~とのんびり構えていました。甘かった。大草原にクエスチョンマークのお花畑を作ることになってしまうとは………
 
 ん??????跡部だけなんで寝室??????????
 寝起き?????????
 ナイトガウンで寝る中学生おるんか??????????
 えwwwwwwwwwwwwwwwwwwおみ足のカットは何なのwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
 妙に湿っぽさを感じるのは何?????湿度高くない??????受け手側の問題???????????
 
 これは……跡部様の……イメージビデオ………………????????????????????
 
 跡部パートの始まり方だけ毛色が違っていてすごく印象に残りました。突き抜けたキャラクターだからかなぁ。それにしても掛け布団からのぞくおみ足カットがおもしろすぎる。湿っぽさを感じたのはわたしだけでしょうか……「この方14歳だよね……????」と脳内会議始まりましたけど!?
 
 リョーマにかける言葉は跡部らしくまっすぐな内容ですごく好きです。どんな人かあの言葉を聞いただけでなんとなくわかるし、内容が普遍的なことだからテニスについて知らなくてもすっと入ってくる気がします。
 
 そして「テニフェス」!!!!!!!!!
 おもろすぎてだいだいだいだいだいすきポイントが2つあります!!!!!!!!!
 
 「Love Festival」は校名コール入れるのぜっっっったいに楽しいですよね……!!!!!!!テニプリのアンセムっぽくて「サマパララ」を思い出しました。担当違えど2018年・夏のTDCの記憶とともにあるあの曲……!
 原作を通して「青学~~~~!!!!!(号泣)」というオタクになったわたしは、「Tricolore」で流れてくるスナップ写真たちに愛おしさ溢れました。1枚ずつじっくり見せてほしいし、菊丸は養いたいかわいさ。
 そして、おもろポイントその1は不意打ちで襲いかかってきました。
 
「恋の激ダサ絶頂(エクスタシー)!」
 
 え!!??!!?!!!??!!!!!!!なんだって!!!??!!?!!???!!!?!!!wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
 
 「Tricolore」が終わり、白文字でさらっと登場した超ド級パワーワードが意識という意識のすべてを吸い取っていきました。ダイソン顔負けの吸引力。
 
  恋の
 激ダサ
 絶頂(エクスタシー)
 
 いやいやいや組み合わせがおもしろすぎるでしょ!!!?!??!?!?!!?!?
 「俺様の美技に酔いな!」も初見時咀嚼できなかったけど、今回のもやばい。誰が歌ってるかとか歌詞とかまっっっっっっっっったく頭に入ってこない、やばい。本気のパワーワードすぎる。強い。一度聞いたらぜっっっっっったい忘れられない本物のパワーワード、「恋の激ダサ絶頂(エクスタシー)!」。映画終わってスマホ開いて一番最初にしたのが、検索欄に激強パワーワードを打ち込むことでした。
 混乱状態のまま木手ソロ曲、四天宝寺の曲を受け止めたわたしを待ち構えていたのがラスボス・跡部様。
 
「A!」
 
 
「T!」
 
??????
 
「O!」
 
????????????
 
「BE!」
 
!!?!?!??!?!!??!?!?!?!?!
 
 飛び出す文字……額縁の中にうつる跡部様の姿の数々……これは……跡部様曲……!!!!!!!!!
 このときのわたしは全力全開の跡部ワールドに浸れる喜びと、それはそれとしてやっぱり跡部ワールド草生えるの気持ちで大変なことになっていました。本当にマスクがあってよかった。おもろポイント②は突然に
 
チャームポイントは♪
ふっふー!
泣きぼくろ♪
ふっふー!
ゴージャスほくろ♪」(違ったかも)
ふぅわっ!ふぅわっ!ふぅわっ!ふぅわっ!
 
 ウワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!
 すーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーんごいコールしたーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
 
 こんなに盛り上がれる曲で
 ペンラを持たず
 決して声も出さず
 いつも静かに見守っている
 そういうものに
 わたしはなりたくない(cf.某卒業文集)
 なりたくないよ本当は!!!!!!!!
 ならざるを得ないからなっているけれど、とてもつらい…………もどかしい……………!!!!!!!!!!!!!
 コロナが落ち着いたらぜひ、発声可能な応援上映の開催をご検討いただけますと幸いです。何卒よろしくお願い申し上げます。
 
 といった調子で「Glory」初鑑賞は幕を閉じました。
 

3回目以降

 新テニやファンブックの履修も進み、回を重ねるごとにさまざまな見方、感じ方ができるようになりました。
 手塚がリョーマに送った言葉で泣くし、「エメラルドライン」と「Orange」で泣くし、冒頭の試合場面では青学メンバーの道のりを思って泣くし、立海メンバー、そして幸村の気持ちを想像して泣く。「go on」で描いてた「☆」にも泣く。
 悩むリョーマと青学メンバーがラリーをする場面、記憶喪失になったリョーマがライバルたちとテニスをすることで記憶を取り戻したエピソードとなんとなく重なって泣けました……あのときはライバルたちの力を借りて記憶を手にしたけど、今回は仲間の力を借りて迷いを断ち切りひとつの選択を手にしたんだね……テニスでつながっている、わかりあえるリョーマと青学メンバーたち……(号泣)
 
 また、何回目かの鑑賞で跡部様のブーメランパンツ姿がどちらのパターンにも映ってることに気づいて心の中で爆笑しました。跡部様とそういう契約を結んでるんすか!?というヤジを飛ばしたくなる。
 
 雑なまとめになりますが、とにもかくにもリョーマ!」めちゃくちゃおすすめです
 

さいごに

 タイトルの「『んん-っ、絶頂(エクスタシー)!』で泣く」について少しだけ……。笑 新テニのネタバレ含みます!
 
 原作で白石が初めて「んんーっ、絶頂!」と発したとき、つい笑ってしまったんです。「いやエクスタシーってwwwwww」
 セクシー寺修行で悶絶(だったかな)してるけんとくんの表情を見たふうまくんが「エクスタシー達してる」とコメントしたのを思い出してさらにじわじわきてしまったんですね。
 
 そんな白石ですが、全国大会後、U-17日本代表として出場することとなった世界大会で、とあるきっかけにより試合出場を直前回避。そこからスランプに陥ります。バランスがとれていて平均点は高いけれど、突出した武器がないという事実に直面。己の目指すべきテニスが見えなくなってしまったんです。
 悩んで悩んで、先輩の助言を受けて考え、ひとつの答えにたどり着きました。
 そして、ダブルスで試合に出場することとなります。
 序盤は自分で得点できず苦しい展開。ペアを組む君島と相手ダブルスは気持ちよく試合している中、自分だけ波に乗り切れないのは苦しかったのではないしょうか。君島・白石ペアは1セット目を落としてしまいます。
 ただ、白石は何もせず落ち込んでいるような選手ではなかった。試合中から冷静に相手の実力を見極めていました。
 
 そして挑んだ2セット目、君島のアシストもあり、ついに新たな才能が開花します。
 新たなプレースタイルで2セット目最初のポイントを獲得。そして放った渾身の「んんーっ、絶頂!」。
 涙がこぼれました。
 己の「聖書テニス」が世界に通用しないと気づいてからの日々は、不安や苦しさでいっぱいだったと思います。周囲がめきめきと力をつけていく中、自分だけが伸び悩んでいる……という焦燥感もあったかもしれません。
 それでも自棄にならずひたむきにテニスと向き合って、四天宝寺中の仲間たちのプレーに力をもらい、先輩に支えられ、選手としてひとつの壁を乗り越えた白石が発した「んんーっ、絶頂!」は、もがき苦しんだ日々をとっておきの宝石に昇華させる最後の一匙、おまじないに思えたんです。
 
 まさか最初に笑っていたときは、このセリフに泣かされるときがくるなんて想像すらしていなかった……!白石がまたこの決め台詞をコート上で発することができてよかった、と安心しました。
 
 幸村と真田のプレイヤーとしての原点、不二にとっての手塚、黄金ペア、桃城と海堂の同学年ライバルなどなど涙ポイント、ぶち上がりポイントは枚挙にいとまがないのですが、同じセリフでも感じ方が180度変わったという点が印象的だったのでお話してみました。
 
 ぜひ「リョーマ!」見に行ってみてください!
 王道コースは「Decide」→原作履修→「Glory」→「Dicide」かな?と思います。
 ただ、ミリしらジャニオタにはいきなり「Glory」に飛び込んでみてほしい……!
 
 ちなみに菅田将暉さんは以前、旧テニ、新テニの既刊約60巻(当時)を1週間弱で読み終えたと話していました。「面白くて読んじゃった」らしいです。気持ち、めちゃくちゃわかる。王道コース、案外いけます、おすすめです。(関係ないけど菅田さんがテニプリのキャラを演じるとしたら切原が似合いそう)
 
 今度ジャニオタの友人たちを「Glory」に連れていきます。跡部様曲が控えているので、心にペンライトを装着してきてほしいと頼みました!感想を聞くのがたのしみです。
 ではでは〜