テレビディナー

ジャニーズのことを、おてがる、おきがる、かんたんに。

バニボトリオがComing Century「恋のシグナル」を歌うとしたら

 唐突に思った。

 バニボトリオが「恋のシグナル」を歌ったら最高なのではないかと。

 

 私は、SixTONESの6月生まれトリオ・ジェシーくん、松村北斗くん、田中樹くんの通称「バニボトリオ」が結構好きだ*1。最近だと、ジャニーズJr.チャンネルの「SixTONES【レコーディング】裏側編」*2がいいバニボトリオだった(個人的には「『JAPONICA STYLE』(Recording)」*3を先に視聴するのがおすすめ)。樹くんに対して容赦なくボケ倒す北斗くんとジェシーくん、それに対して優しく丁寧にツッコミを入れる樹くん。最高にかわいい。癒し。そんな3人のパフォーマンスはさぞよいものだろうと思う。だけど、3人でパフォーマンスしたところを見たことないし、確かしたこともない*4

 

 そして、小枝のCMでおなじみ、Coming Centuryの「恋のシグナル」*5も結構好きな曲だ。松任谷由実さん作詞作曲のとてもキュートなラブソングで、冬になると毎年聞きたくなるし、聞けばホットチョコレートを飲んだような気持ちになる。ぜひジュニアに歌ってほしいなと思っているが、私の知っている限りではなかなかチョイスされない。

 

 そこで、今日はたと思った。好きなものと好きなものを掛け合わせたら最高なんじゃないかと。SixTONESのメンバーはあまり甘い曲を歌わないが、だからこそ歌えばギャップが生まれて新たな一面が垣間見えると思う。何より、純粋に見てみたい。

 だから、サマパラロスの抜けきらない頭で歌割を考え、もし共感してもらえる方がいらっしゃったらうれしいなと思い、勢いではてブを更新することにした。

 歌詞と歌割、そして歌割のポイントを6つ書いていく。

 

恋のシグナル(恋のシグナル V6(Coming Century) - 歌詞タイム

ジェシー 北斗→ 樹→

黙って待っても 君は来ないから …①

奪いに行ったよ あの日心決めて …②

昨日のように(You remember that)

昔のように(I remember that)

夢中だけが 愛だと思ってた

そういえば最近 けんかしてないね

もっと君をわかりたい シグナル

そういえばこの頃 ぎゅっと抱かないね

ずっと大事さ出会った頃よりも

 

今では隣にいるのが普通で

流行りのブーツも気付かなくなったけど …③

やきもちでも(I know you love me) …④

わがままでも(You know you love me)…④

投げつけても ラクに受け止めるよ   …④

そういえば最近 けんかしてないね

きっと失くしたくない 君のこと

そういえばこの頃 涙 見せないね

ずっと大人さ出会った頃よりも

 

小枝の透き間で星が笑ってる …⑤

続けるのが苦手だった僕を  …⑥

 

そういえば最近けんかしてないね

もっと君をわかりたいシグナル

そういえばこの頃 ぎゅっと抱かないね

ずっと大事さ出会った頃よりも

 

歌割のポイント

①黙って待っても 君は来ないから(北斗)

 百人一首に選ばれている式子内親王の歌のごとく、恋への激情を煮えたぎらせているような恋愛観をメディアで披露してきた北斗くん。同時に、それをおおっぴらにはしなさそうな落ち着いた雰囲気も漂わせている。だから、黙って待っていたというのが、らしいかなと。

 それでいて、黙って待つだけではなく、黙って待っていた結果「君は来ないから」と、大人しいだけではなく次の行動に移ろうとするところも合っている気がした。想いを膨らませて、次の一歩に踏み出そうかという北斗くんを見たい。

 白状すると、自担に歌い出しを任せてみたいというオタク心が多少は働いた。

 

②奪いに行ったよ あの日心決めて(ジェシー

 穏やかという言葉の意味を絵にしたようなジェシーくんは、「奪う」という言葉と反対に位置する人だと思っている。だからこそ、このパートをジェシーくんが歌うことで、曲の主人公の必死さや決断の大きさが聞き手に一番伝わるんじゃないだろうか。

 あと、待つことしかできなかった主人公にとって「君」は、決心して奪いにいくほど大事で特別な存在だということを、この一節で明確に表現する歌い方をしてくれそうだなと思う。主人公の想いの強さをうまく表してくれるんじゃないかなと。

 

③流行りのブーツも気付かなくなったけど(樹)

 コンサートのMCなどを見ていてもわかるけど、樹くんは状況の変化に敏い。人の髪型や服装の変化なんかにもいち早く気づくだろうと思う。変化に「気付かなくなったけど」と言う場面をあまり想像できないからこそ、「流行りのブーツも気付かなくなったけど」と歌ってほしい。

 慣れることが愛かと問われれば必ずしもそうだとは思わない。でも、距離感を測る一つのバロメーターにはなり得る。ちょっとした変化に気付かなくなるほど主人公と「君」は同じ時間を過ごして距離を詰めたんだな、と受け取れるパートだし、ここを歌ったら樹くんのリア恋みが増しそうでもある。

 

④やきもちでも わがままでも 投げつけても ラクに受け止めるよ(ジェシー

 ザ・包容力な歌詞!ジェシーくんにやきもちやわがままを「ラクに受け止め」てほしいという願望だけでこの部分を全て振った。「君」自身が持っていて嫌だなと感じていそうな感情ですら、この時点の主人公は気負わずに受け止められるようになっていて、明るくて気持ちに余裕のありそうなジェシーくんに似合う歌詞だと感じた。

 また、1番では告白するのに決意が必要だった主人公の姿を歌い、2番では「君」といることに慣れて成長した主人公の姿を歌うと、なんとなくつながりが生まれていいかなと。

 ちなみに、カッコ内は「君の気持ちを知ってるよ」と言ってほしいのは北斗くん、「君だって自分の気持ちを知ってるよね」と問いかけてほしいのは樹くんだなと思ったのでこういう振り方になった。

 

⑤小枝の透き間で星が笑ってる(北斗)

 なんといっても「星」だから、と言ったら元も子もないが、やっぱりイメージは切り離せない。星空を見上げる北斗くんはさぞ美しいだろうなと思ったら即決だった。優しく、愛情をたっぷりたたえた表情で歌ってほしい。また、自然の表情を察知するのがうまそうだし、星を擬人化して自分とリンクさせるのが北斗くんっぽいなとも感じた。ここだけは脳内で北斗くんがすでに歌っている。

 

⑥続けるのが苦手だった僕を(樹)

 飽きっぽいかどうかはわからないけど、自分自身を「爆モテDK」と言っていた樹くんが「君」だけに心を傾けている歌詞を歌ったら最高の極みなのではないかと思った。これに尽きる。

 そうすると、爆モテDKが大人の男性になるという成長譚に見えてくるけど、それもまたありかなと。まぁ、爆モテが告白するのに決意を要するのか疑問ではあるけど、人それぞれということで。爆モテゆえ告白し慣れてないという解釈もいいかもしれない。笑いたくなるくらい爆モテって書いたけど、「爆モテ」という要素と「続けるのが苦手だった」というフレーズは最強のコンビだと思う。

 

 

 以上!

 

 ちなみに、一番好きなのは「そういえば最近けんかしてないね もっと君をわかりたいシグナル」という歌詞。「けんか」ってマイナスに捉えられがちだけど、恋のシグナルでは「もっと君をわかりたいシグナル」とプラスに捉えている。言い合ったり争ったりしても、その先にあるのは別れとか憎しみとか、そういうことばかりではないっていうのがとてもいいなと思う。

 けんかって感情をぶつけ合うから疲れるし、しんどいし、分かり合えることばかりではない。でも、感情をぶつけるのは相手に自分のことをわかってほしい、相手のことを教えてほしいという気持ちの裏返しなわけで。どうでもいい人だったら、そこまでの労力を割く必要がない。どうでもよくない人だからこそ、けんかをするんだなぁという気づきを得たのがこの曲だった。

 もちろん、けんかをしないから特別じゃないとか、そういうことを言いたいわけではない。関係の築き方も在り方も十人十色。だけど、「けんか」も悪くないなと思わせてくれる歌詞は素敵だし、こういう見方が自分の世界を明るくしてくれた。

 

 余談はさておき、ぜひ!バニボトリオに「恋のシグナル」を歌ってほしい!よろしくお願いします!!!!!!

*1:映画『バニラボーイ』の主演を3人で務めたことに由来する

*2:

www.youtube.com

*3:

www.youtube.com

*4:バニボ劇中のパスタは除く

*5:2002年12月11日発売「Best of Coming Century~Together~」等に収録